-DSCとDMA情報を1台のシステムで同時測定-

アイデンティポリ社QA2型装置はモールド可能な熱可塑性樹脂の品質を検査するシステムで、品質保証/品質管理/原料入荷検査分野等においてご使用頂けるようにデザインされています。
材料の特定はもとより生産ロット毎の検査で旧ロット、新ロットの相違比較をレポートします。
簡単な操作性と短時間で検査は完了します。

検査モード

樹脂特定モード(アイデンティフィケーション)
各種転移温度測定によりライブラリーと比較して樹脂の特定を行う。

確認モード(コンファメーション)
良質材料に対してどの程度類似しているのか、そして規定以内に入っているか等の判定を行う。

比較モード(コンパリソン)
ホモポリマーとコポリマーやロット間材料の比較を行う。

QA2型システム

測定結果レポート①

樹脂特定モード

ライブラリーと照合し樹脂特定

ポリプロピレン測定生データ
(硬さ/タンデルタ/示差熱変化)

ポリプロピレン特定レポート

測定結果レポート②

確認モード

ロット毎検査による良質材料規定内に入るかどうかの判定

ナイロンブレンドロット毎の検査結果レポート。規定内に入るかどうか一目瞭然に判断出来る。

※プロット(判定)はQIS(品質指数点数)結果。

★ QIS(Quality Index Score)とは、アイデンティポリ社と英国ブリストル大学研究所で共同開発された樹脂特性(類似性)を評価するための手法で、品質を指数で表すことが出来ます。
指数は0~10まで分割(ノンリニア)され、0は全く異質で10は完全に同質と判定されます。感度は非常に高く、僅かな相違も見逃しません。指数が10~7までなら合格、6~4の場合は材料は類似であるがコンタミや異物が混入している、そして3~0は全く異なる材料であるとレポートします。

検査結果のまとめをレポート化します。

測定結果レポート③

比較モード

 QIS評価から材料指数で表し、ロットとロットの材質差を比較して品質規定内  かどうかを示します。

ポリカーボネートとABSブレンド品検査レポート

ポリカーボネートとABSブレンドグレードによる結果レポート

仕様

測定に必要な試料量 20~30mg
検査温度範囲 室温~350℃
昇温速度 10~100℃/min
出力シグナル ガラス転移温度(℃)
融解温度(℃)
エンドポイント(℃)
※試料の機械的構造が崩れる温度
硬さ(N/m)
タンデルタ
ΔT(℃)
モールディング変位(mm)
レポート ロット毎レポート
QISレポート
試料特定
確認サーティフィケート
オプション メルトフローインデックス(MFI)
試料観察CCDカメラ

測定中試料観察CCDカメラ

メルトフローインデックス(MFI)

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