示差走査熱量計(DSC)

示差走査熱量測定(DSC)は温度と時間を関数として、物質(固体、液体)の比熱や転移温度及び熱量(エンタルピー)等を検出する熱分析として最も汎用な測定手法です。
サンプルとリファレンスは同じ温度環境中に置かれ、温度コントロールにより試料の発熱、吸熱反応から熱流束変化が測定されます。リンザイス社DSCは多種多様な測定に対応できるように、数種の標準機種やお客様の特別使用にお応えできるカスタム製品を製作しております。
測定温度範囲は-180℃から1750℃までをカバーし、真空及び高圧(150bar)又、高速昇温(1000℃/分)条件での測定が可能になり研究開発及び品質管理の要求を満たすことができます。

応用範囲

ポリマー、医薬品、食品/生物学、有機化学物質、無機化学物質

測定項目

比熱、ガラス転移、結晶化、融解エンタルピー、反応エンタルピー、熱安定性、酸化安定性、多形、硬化/重合等

chip-DSC(-150℃~600℃)
☆高速昇温(1000℃/分)

高温DSC(室温~最大2800℃)